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PowerPointのページ番号って
マイナスにできないの?
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できないですよ。
どうしてマイナスにしたいのですか?
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表紙と中表紙をつくったから、3枚目のスライド番号を『1』にしたいんだ。
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それなら対応できます。
カッチリした方法からなんちゃってな方法まで、3種類ご紹介します。
スライド番号を印刷用やプレゼンテーション用に調整する方法です。
もっともおすすめのカッチリ確実版と、印刷だけならなんとかなる版と、力業でのなんちゃって版の3とおりです。
実運用としては、4とおり目もあります。
1つ目をマスターすれば、自由自在です!!
スライド番号を整える方法3つ
以下が前提です。
- ヘッダーとフッターでスライド番号を挿入済み
- スライド番号はタイトルスライドに表示しないように設定済み
- スライド番号を印刷(表示)しないスライドは「タイトルスライド」に設定済み
![ヘッダーとフッター](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2020/10/header-and-footer-001-300x239.png)
目的を確認しておきます。
PowerPointで作成した資料を印刷する際に、3枚目以降のスライド番号を「1」からにします。
プレゼンテーションで使えるかどうかは二の次になる場合があります。(確実版はプレゼンテーションの際にも使える技です。)
操作はPowerPoint 2013で確認しています。(が、他のエディションでも同じはずです。)
開始番号をいじる発想は捨ててください。
多くの方々が、表紙が1枚だから開始番号を「0」にするというテクニックを使っているのだと思います。
そのため、3枚目を「1」にするためには開始を「-1」にしてはどうかという発想になるのでしょう。
A. カッチリ確実版
もっともおすすめです。
作業ステップ数は多いですが、柔軟な変更に対応できます。
プレゼンテーションでも使えます。
知っていればメンテナンスで迷うこともありません。
「目的別スライドショー」を使ってページを入替えてしまいます。
表紙はプレゼンテーションの最後に設置しておきます。
知らないと迷うというデメリットがあります。
スライド開始番号は「1」
印刷前ならいつ設定してもよいのですが。
「スライド開始番号」は「1」にします。
![ページ設定](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2020/10/page-settings-001-300x122.png)
デザイン → ページ設定
スライドの順番を入れ替える
表紙と中表紙をプレゼンテーションの最後に配置します。
画面の左部分の「スライド」内でドラッグアンドドロップです。
見た目は、コンテンツのスライドが一番上に来て、スライド番号「1」になっている状態です。
表紙スライドたちは最後に配置され、番号は何になっても構わない状態です。どうせ表示していませんので、ここでは気にしなくてよいと思います。
目的別スライドショーを設定
ここで表紙と中表紙を前に出します。今回の対策のコア部分です。
事前にスライドの名称か番号を確認しておきます。
スライドショー → 目的別スライドショー → 目的別スライドショー ダイアログボックス(W)
![目的別スライドショー](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2020/10/slideshow-001-300x177.png)
「目的別スライドショー ダイアログボックス」は省略形になっているはずです。
表示では「目的別スライドショー(W)…」などと見えるはずです。
ダイアログを表示したら、「新規作成」で、順番を入れ替えたスライドショーをつくります。
ここでは順番の入れ替えが自由自在なので、ぐちゃぐちゃになってしまわないように注意です。
![目的別スライドショーの設定](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2020/10/slideshow-settings-001-300x140.png)
「スライドショーの名前」に分かりやすいものを設定しておくとよいです。後で役立ちます。
左のボックスから選んで、右のボックスに並べていきます。
ShiftやCtrlを使っての複数選択が可能です。
追加した順ではなく、選択したスライド番号順に上から並んでいきます。
番号も付くので見ておくとよいです。あくまでも表示順で、印刷されるスライド番号ではないです。
たとえば、表紙と中表紙を選択して追加後、コンテンツ部分を選択して追加します。
1枚ずつ追加していくと分からなくなってしまうので、まとめて追加がおすすめです。
整ったら、「OK」ボタンをクリックします。
「目的別スライドショー」ダイアログでは「閉じる」を押します。
スライドショーを開始するなら「開始」でよいのですが、今回は印刷が目的だと思いますので。
印刷時に選択
印刷時には、「設定」のところで対象の目的別スライドショーを選択します。
前もって設定した名前が表示されます。
![印刷](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2020/10/print-settings-101-300x286.png)
印刷プレビューが切り替わります。
必ず確認してください。
確認できたら、印刷して、完了です。
B. 印刷のみ対応版
手駒が揃っていれば、お手軽に対応できます。
ポイントはPDF化です。
確実版と手数は変わりませんが、メンテナンス性がよいかもしれません。
あえてやることもないと思いますが。。
表紙はプレゼンテーションの最後に設置してしまい、印刷後に入替えます。
紙での入替えだけでなく、PDF化して入替えもできます。
スライド開始番号は「1」
上の確実版と同じです。
「スライド開始番号」は「1」にします。
スライドの順番を入れ替える
上の確実版と同じです。
画面の左部分の「スライド」内で、表紙や中表紙などのスライドをドラッグアンドドロップです。
印刷する
紙で出すなら、いっきに印刷してしまってよいと思います。
ページ割り付けなどが必要な場合は、少し工夫が必要です。
スライドを選択してPDF化しておき、PDF編集アプリで順番を整えます。
整形済みPDFを割り付け印刷します。
![PDF](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2016/08/pdf-001-300x169.jpg)
手元で使っているツールは以下のとおりです。いずれも無料です。
- PDF化: CubePDF
- PDF編集: CubePDFUtility
CubePDFUtilityでは、PDFのページ入れ替えやファイル統合が可能です。
操作は難しくないと思いますので、まずは使ってみればよいと思います。
ちなみに、PDF化するだけならPowerPointの標準機能でも可能です。名前を付けて保存の際に、ファイルの種類を選びましょう。
C. 無理矢理力業版
書きはしますが、やってほしくないです。
気持ち悪いですし。。
スライド番号の挿入機能を使わずに、手で番号を書き込んでしまいます。
あえて書くことでもないですが。
ページ番号を挿入する機能は使わずに、1枚ずつページ番号を手書きします。
オブジェクトをコピペする際、別ページの場合には、貼り付け位置が同じになりますので、このあたりを活用すると、見た目は整うと思います。
![PowerPoint](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2019/03/powerpoint-001-300x169.jpg)
スライド枚数が少なければ、ある意味現実的な解決策でしょう。
表紙から最後まで、見た目のまま、上から下に配置されています。
そのまま印刷すればよいのです。
分かりやすいです。
まったくもっておすすめはできませんが。。w
ページの挿入などがあると編集が大変になりますので注意が必要です。
D. 第4の選択肢・・・諦める
![ノート](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2017/07/notebook-011-300x187.jpg)
スライド番号などなくても大丈夫な場合があります。
見出しにしっかりとIDが入っているとか、1枚ごとに見た目などで識別できるとかいった場合です。
会話上で問題にならないのであれば、番号を振る必要はないでしょう。
スライド番号の目的を考えてください。
個別識別できるように資料のつくり方を工夫するというのも、対応策のひとつです!
印刷のときだけ変更してみては?
おすすめしているカッチリ確実版も、ややおすすめの印刷のみ対応版も、スライドの順番を入れ替えてしまうので、ぱっと見がよろしくないというデメリットがあります。
とはいえ、2枚以上でスライド番号を印刷したくないというときには、これくらいしか対策がないのもまた事実です。
会社などで使う資料は複数人で共有することがあり、全員のパワポレベルが同じとは限りません。
![チェックリスト](https://pxa.xsrv.jp/test103/wp-content/uploads/2017/07/checklist-002-300x155.jpg)
がんばって教えるというのがもっともスマートなのだとは思いますが、それなりに複雑な手順です。
印刷するときだけ、ササっと目的別スライドショーを作ってしまって、手元でバックアップを保存しておくか、編集破棄してしまえばよろしいかと。
大した手間ではないと思いますので。
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