最近話題のフィットネストラッカーの比較です。
「Xiaomi Mi Band 3」と「Honor Band 4 Running Edition」です。ちなみに、HonorはHuaweiのサブブランドです。
どちらも優秀なウェアラブルデバイスです。
取得できるデータや表示内容には違いがあるので、想定する用途によって、どちらかを選ぶことになります。
Xiaomi Mi Band 3
vs
Honor Band 4 Running Edition
普段の健康管理や通知確認は「Xiaomi Mi Band 3」で、ランニングやウォーキングのフォーム分析は「Honor Band 4 Running Edition」で、それぞれトラッキングするとよいと思っています。
なお、今回比較したデバイスはどちらも、GearBest様より提供いただいたものです。
(「話題になっている」のはこのブログだけでしょうw)
デバイス比較
仕様の比較もしますが、実際に使ってみた感じの比較も書きます。
「Xiaomi Mi Band 3」と「Honor Band 4 Running Edition」それぞれのデバイスを片腕ずつに着けて、両腕にバンドを装着した状態で生活してみました。
なるべく外出する日を狙って、同じタイミングで着けて、同じタイミングで外すという具合です。
基本スペック
カタログスペックベースに、実際に使って分かったことも書いてあります。
分類 | Xiaomi Mi Band 3 | Honor Band 4 Running Edition |
---|---|---|
お値段 | $23.59 約2,700円 |
$24.55 約2,800円 |
計測 | 歩数、心拍数 | 歩数 |
防水 | 50メートル防水(5 atm) | |
無線 | Bluetooth 4.2 | |
表示 | 0.78インチ OLED | 0.5インチ OLED |
操作 | タッチボタンとタッチスクリーン | タッチボタン |
通知方法 | バイブレーション | |
対応OS | Android 4.4以降、iOS 9以降(アプリ連携必須) | |
充電時間 | 約2時間 | |
稼働時間 | 20日間 | 21日間 |
サイズ | 46.7 X 17.8 X 12.0 cm | 40.1 X 15.0 X 10.7 cm |
重さ | 7g | 6g |
その他機能 | 時計、通知内容表示、天気、ストップウォッチ、アラーム、など | 時計、通知アイコン表示、アラーム、 |
稼働時間は公称値です。実際には通知が来たり、触ったりするので、これよりも短くなります。どちらもおよそ2週間という感覚です。
電池残量が少なくなると、充電するように促してきます。通知後もしばらく使えるので、バッテリーを使い切ることはないでしょう。
取得データ
大きな差がある部分です。
センシングの種類と精度が異なります。
センサーの装着形態によって異なるので、Honor Band 4の方は、腕装着(リストバンド)と靴装着に分けます。
分類 | Xiaomi Mi Band 3 | Honor Band 4 Running Edition | |
---|---|---|---|
腕装着 | 靴装着 | ||
ウォーキング | 〇 | 〇 | 〇 |
ランニング | 〇 | 〇 | ◎ |
サイクリング | 〇 | 〇 | 〇 |
バドミントン | △ | × | × |
なわとび | △ | × | × |
睡眠 | ◎ | 〇 | × |
「Honor Band 4 Running Edition」を靴に装着してランニングを分析するときは、とにかくすごいです!
ただし、それ以外のトラッキング能力は、心拍計も内蔵している「Xiaomi Mi Band 3」の方が高いです。
ウォーキングでは、どちらも同じような値を計測し、同じような分析結果を得られます。心拍の差で、Xiaomiの方が高機能です。
ランニングでは、Honorの真価が発揮されます。
それ以外のシーンでは、普通のフィットネストラッカーです。心拍も計れません。
睡眠の計測では、心拍が取れている方が有利に見えて、あまり差がありませんでした。
どちらもよくできています。
使い方
実生活での使い方も考えてみます。
やや機能に寄ってしまったかもしれませんがw
分類 | Xiaomi Mi Band 3 | Honor Band 4 Running Edition | |
---|---|---|---|
腕装着 | 靴装着 | ||
時計として使う | 〇 | 〇 | × |
スマホへの通知を確認する | ◎ | △ | × |
スマホを探す | 〇 | 〇 | × |
天気予報を見る | 〇 | × | × |
運動の記録 | 〇 | × | × |
大きな差がある点として、画面表示能力があります。
「Xiaomi Mi Band 3」は日本語に完全対応していて、24文字をいっぺんに表示できます。また、タッチボタンとディスプレイのフリックが使えます。
このため、スマホ通知の内容まで、確認できるのです。
たとえば、メッセージの内容は3ページにわたって(フリックでページ送り)表示できます。文字数が多いメールの冒頭部分も読めてしまいます。
土のアプリからの通知なのかが一目瞭然なのです。
これに対して、「Honor Band 4 Running Edition」はディスプレイの小ささと表示能力が仇となります。
スマホ通知を「通知」することはできても、「どのアプリからか」が分からないのです。ディスプレイ表示されるアイコンが、どれも同じなのです。どのアプリからかすら分かりません。。
その他、機能面で差があります。
見た目
利用シーンに大きく関わることです。
特に、固めの仕事をされている場合は、デバイスを装着した際の見た目が重要だと思います。
デフォルト装備のままだと、一目瞭然で、Honor Band 4 Running Edition の派手さが分かります。バンドの色が選べるのですが、赤か緑です。どちらも鮮やかな色で、スポーツの際にはかっこよく見えますが、お仕事シーンにはそぐわないものでしょう。
Xiaomi Mi Band 3 は、黒いバンドなので悪目立ちしません。
かなりの種類の替えバンドが売られており、中には、メタルのバンドまであります。
ビジネスシーンでの違和感はかなり小さいでしょう。
総評
「Xiaomi Mi Band 3」と「Honor Band 4 Running Edition」では、デバイスのコンセプトが異なります。それがそのまま性能に現れています。
そういうわけで、現状、2つの運用は以下のとおりです。
分類 | Xiaomi Mi Band 3 | Honor Band 4 Running Edition |
---|---|---|
日常生活 | 左腕 | なし |
就寝中 | ときどき左腕 | ごくまれに右腕 |
ランニング | 左腕 | 右足 |
スポーツ | 左腕 | なし |
睡眠中はあまり着けていません。それから、作業中も腕から外して置いてあります。
通知が来るとバンドが振動していますw
それでも、通知内容をサッと見られるのは便利です。
ランニングのトラッキング性能は、Honor Band 4 Running Edition が圧倒的です。靴装着は、腕に何もつけなくてよいというメリットもあるのです。靴装着での計測のみでよいとも思っています。
これくらいのゆるい運用が合っていると思っています。
スタイル
固めのお仕事をされている場合は、赤や緑のバンドを手首に着けるわけにはいかないでしょう。
Honor Band 4 Running Edition をビジネスシーンで利用する場合には、バンドの交換が必要かもしれません。一応、黒い替えバンドはあるようなのですが、入手方法が不明です。。
ここは、靴装着でトラッキングする方向でいかがでしょうか。
装着感
腕装着の際には、どちらも装着感は変わりません。
Xiaomi Mi Band 3 の心拍センサーは、特に気になるようなことはないです。
ときどき光が漏れてくるくらいでしょうか。
バンドの形状が異なり、Xiaomi の方は慣れが必要です。
Honor Band 4 Running Edition を靴装着した際には、紐に通してしっかり固定してしまえば、あとは気になることなく快適です。腕にバンドがないことはありがたいです。重さも装着感もないのです。
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